ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< July 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< ガーナレポート① まずは、いいなぁ〜と感じたこと | main | ガーナレポート③ 「ちがう」ということ >>
2016.02.07 Sunday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2015.10.24 Saturday

ガーナレポート② 全員しゃべってる!!!


都会なアクラ

「穏やか・フレンドリー・生きる力・平和」が、私にとっては印象的で魅力的なガーナ。概してガーナ素敵!と感じたことを、まずは伝えました。が、だけどもちろん、そんな美しさだけでない側面もあって。首都アクラは、「フレンドリー」がしつこい(?)ほど、と書いたけど、本当のところ、ただフレンドリーというか…

アクラは、とにかく人が多くいそがしい。当たり前に、みーんなが黒い肌のガーナ人の中で、常に浴びる「外国人」としての注目。どれだけ日焼けしたって、アジア人も黒人ではなく白人。常に浴びる「オブロニー(白人)」「チャイナ」「ニーハオ」「チンチョンチャン※」の声。※意味はないらしい。中国語を真似た中傷。

日本人の感覚として、「あ、外国の人」と思ったとしても、それは心の声。でもガーナ人、全て、声に出ちゃってますから。しかも大声。人・人・人のマーケット、気づけば、「全員しゃべってる!!!」。ガーナ人同士もよくしゃべりよく笑う、というのも相まって、本当に、笑えるほどに、視界に映る人が「全員しゃべってる!!!」。それ自体は笑える状況だけど、でも、人々の声の中から、ひっきりなしに聞こえるヤジというか何と言うか…

ただ騒ぐように、どちらかと言えば人気者的(?)に「オブロニー」って言っている場合もあるけど、「チャイナ」や「ニーハオ」は、中傷が含まれているのが分かる。「私は日本人だ」とふだん意識しているわけではないのに、「中国人」と言われるのは、なんかとても嫌な気分なんよねぇ。

さてこの「チャイナ」の声に、だまるか、立ち向かうか。

一番楽なのは、無反応。目も合わせない、応えない、聞こえないフリ。
だけどこれは、本当に聞こえていないのか。聞こえているけど気にしていないのか。本当に中国人だから納得しているのか。なんにも、伝わらない。

立ち向かうとなると、「ちがう!日本人だ!(怒り口調)」と、嫌な気分を伝える。もしくは、「日本人だよ。そうやって言われると嫌な気分だよ。」と、丁寧に伝える。さらにハイレベルなのが、「チンチョンチャンって意味分かってる?分からんなら使うべきでないよ。」など、彼ら側に立って考えて、伝える。立ち向かうには時間もかかるし、何よりエネルギーと語学力がいる。言葉にするには、まずは嫌な気分を一度落ち着けないといけない。ここで、「日本語で怒る」という方法もある。とりあえず、嫌な気分は伝わる。だけど、やはりこれも時間とエネルギーは必要。

たまになら、時間とエネルギーを使ってでも、伝えようと思える。伝えることが、自分がその場所にいてその人と出会った意味にもなり得ると思う。「暗黙の了解」とか、「空気をよむ」とか、そんなものはない。伝えないと、伝わらない。

でもねぇ… 
常に、ですから。

いや、ちょっと語弊があるかもしれないので、追記。「常に」と感じるほどに、頻度が高くなったときは。かな。

全員しゃべってる全員に、応えるなんて不可能。そもそも、現地語もできない、英語力も不十分となると、やっぱり無難な無反応を選ぶしかない。しかし時間はかからない無反応であっても、「無視する」のが「いいこと」でないのは分かっていて、それを意図的にやっているわけで… 

とにかく、心が鍛えられます。
イラっとしてしまう自分とのたたかいでもある。

だから、それをさらりとやってのけて(もちろん奮闘・葛藤の末だろうけど、さらりと見えることがまたスゴイ)、時には、きちんと時間とエネルギーを注いで立ち向かったりもして、ネタにして笑い合って、そんな状況とうまくつき合っている、ガーナ隊員のみんなを、本当尊敬します。心折れることも、引きこもりたくなることも、あると思う。それでも暮らしていくには、状況とつき合うしかないもんね。みんな、たくましい。

この、常に「外国人」として注目され続ける経験。アクラの人ごみでの、常に「声」をかけられ続ける経験。これは、いろんな人種がいて当たり前の国や、アジアや、特にモンゴル顔の私がモンゴルで暮らす中では、絶対に味わえない。
まさに、異文化!!!!だった。
この感覚を体感できたことは、大きな財産だと思う。


一度だけ、意識的に立ち向かってみた場面を、最後に紹介。

マーケットの人ごみの中で、10歳ぐらいの少年が、すれ違いざまに「ニーハオ」って、ニヤッて笑いながら言ってきた。私はちょっと立ち止まって、彼の目を見て、「こんにちは」って、ゆっくりはっきり応えてみた。きょとんとして立ち止まる少年。を横目に、そのまますれ違って歩き進めていたら、彼が早足でもどってきて、追い越しざまに「こんにちは」って、私の目を見て、ちょっとはにかみつつ、言ってくれた。

なんか、すごーく、あったかい気持ちになった。伝えるっていいなぁと、思ったのでした。


写真は、その少年じゃないけど、このお兄ちゃんぐらいやったな。この3兄弟は、北部のボルガタンガで出会った子たち。

ちなみに北部の人々は、また南部とは全く違って、全員しゃべってる、ということはなく、みんな穏やか。目が合えば微笑んでくれるけど、声はかけてこない。そんな違いも、ほんとおもしろい!

2016.02.07 Sunday

スポンサーサイト

コメント
コメントする








 
この記事のトラックバックURL
トラックバック
Powered by
30days Album
PR