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2016.02.07 Sunday

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2011.09.20 Tuesday

気仙沼

「被災地」「被災者」 じゃなくて

あの風景 あの人たち が目に浮かぶ。



津波がきた、きていない、天と地の境界線の向こう

がらんと、静かな、風のとおる空間と広い空
少しずつ少しずつ積み上げられた巨大ながれき山
満潮の度に入り込む海水が作る、大きな水の鏡
そのままの形で佇む、ぐにゃりと曲がった鉄骨の大群
ここにあることが当然かのように、内陸に残された巨大船
どんどん草におおわれていく、時間の流れ

あの日を境に、消えてしまった人々の生活
この空間中に、人々の生活がつまっていたという事実が
遠い世界のように、自然が、圧倒している。


だけど、その空間の中で
重機を動かして、トラックを動かして、手を動かして、
たくさんの人が、黙々と、途方もなく大きな相手に、向かっていた。
この半年間ずっと、この後も、まだまだずっと。



そして、残された空間の中で、
人々の生活が、営まれている。

そこで生きる、いろんな人とお話しをした。
「気仙沼は、まだ、町がふんばっている。大丈夫。」
「港のあたりはもともと人が活動のために埋め立てた土地。
 海が、土地を取り戻しただけなのかもしれない。」
「仙台でさえ、もう忘れかけている。忘れてほしくない。」
「自分の目で見て感じて確かめて、伝えないと。泣きながら町を歩いた。
 もう戻ることのない”自分が住んだ町”を思うと今でも涙が出る。」
「がんばっているし、前を向いているけど、虚無感も。」
「自分も被災していても、”周りのために”。人間はすてたもんじゃない。」
「地震、津波、何がおこるか分からないけど、”逃げれば大丈夫”」
「防災意識のあるなしが、そのまま生死につながる。」
「たくさんの応援をもらったから、恩返しがしたい。」
 
状況をかみくだきながら、
懸命に前を向いて、進んでいる人たち。
ひとりひとりの表情や目、話し方、空気感、その人がいた風景が、
ことばと一緒に目に浮かぶ。

時間はとまってない。
人が動いて、状況はどんどんかわる。

 
 
「被災地」「被災者」という漠然としたものじゃなくて、
空間に立ったあの風景や、想いを話し合ったあの人たち、
が 今はちゃんと目に浮かぶ。
これが、行く前と後で、いちばん違うところ。

あの風景のために、あの人たちと共に、歩みたい。
復興を応援することは、自分たちの防災(意識や学び)にもなる。
献身や奉仕じゃない。お互いのために。
 
相手や用途が見えにくい、大きな募金という形ではなく、
あの人、が目に浮かぶような、人と人をつなぐ形で応援がしたい。
こういう気持ちで、砂美の応援プロジェクトは進めようとしてる。
私個人としても、そう。相手が見えるところで、力になりたいと思う。
それと、無理せず、少しずつでも、ずっと力になりたい。 
力になる方法は、いろいろな形で、いくらでもある。
 

「自分のことより、周りのために。人間は捨てたもんじゃない。」
ということば。

”自分のこと”も、”周り”の一部に入れられるということかもしれん。
”周り”があってこそ、活きる自分。
家族がいてこそ、町があってこそ、日本があってこそ、世界があってこそ。
窮地に立たされたとき、人はこうまで”周り”のことを想える。
”周り”を構成している、人のことを、想える。


だけど、
「海が、土地を取り戻しただけなのかもしれない。」
このことばも、忘れられない。

世界は、人 だけのものじゃない。



とにかく、いろんなことを思う想う考える。
まずは、それでいいんじゃないかと。
すぐにまとめる必要もない。
いろんなことを考えて、ちょっとずつ、行動してみれば。
大きいことも、始まりはほんのひとつぶから やね。











あと、
被害は全部津波。
地震でくずれた建物がほとんどないことにおどろいた。
どっしりとした古い日本家屋は築70年ぐらいのも多いみたいやけど、
瓦が少々はずれているぐらい。日本の大工さんて、ほんますごい。
 

日本人を、誇りに思う。
2016.02.07 Sunday

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